はじめに結論を申しますと

 

苦しくて苦しくて、脳が破裂して脳みそ飛び出るんじゃないかってくらい悩みを一人で抱え込んだ。

 

わざとじゃない。

いい子ぶっているわけでもない。

 

ただ、私のことを大切にしてくれる人に、心配してもらいたくないのだ。

 

だから悩んでいる顔も見せたくなかった。

当然、悩んでいる事実を知られたくなかった。

 

なるべく、笑顔でいた。

普段通りの自分を演じた。

 

それでも、私の心は限界を迎えてしまったようで、ブワッと堪えることさえも忘れる勢いで涙が溢れ出してきた。

 

運悪く、その場には【私のことを大切にしてくれる人】がいた。

必死にその涙を見られないように家の外へ飛び出した。

 

扉を開けるとき【私のことを大切にしてくれる人】の、驚く声が聞こえた。

自分のことで精一杯になると、つい八つ当たりしてしまうことがわかっているから、うまく言葉を交わせない。

不器用な姉でごめんね。

 

冷たい風が吹いていた。

それとともに、雨がポツポツと降っていた。

 

とりあえず、誰もいないところへ向かった。

 

ベンチに腰掛け小さな街の夜景を目にした途端、今まで溜めてきた涙が溢れ出した。

小学生の時、遠足で行って見たダムをふと思い出した。

 

あーあ。

明日目がパンパンになるの確定。

もう、可愛くない私なんて私じゃないのにな。

 

でも、久しぶりに解放された涙はとても気持ちよく私の中から出て行ってくれた。

 

たくさんたくさん泣いた。

雨が強くなっていくのも感じた。

 

空さえも、私に同情してくれているのか。

さすが私だな、とだんだん気を取り戻す。

 

出すもの出す分だけ出し終わったところで、雨も止んだ。

 

確信した。

私は天気をさえ凌駕する魅力を持っている……。

 

そんな時、【私のことを大切にしてくれる人】からメッセージを受信した。

私のことを心配する内容だった。

そりゃそうだ、黙って雨降る夜に飛び込んでいったりしたら心配されるに決まってる。

あれれ、悩んでいる姿や涙を隠すための行動だったはずなのに。本末転倒とはまさにこのことかな。

後先考えずに行動するアホな娘でごめんなさい。

 

iPhoneの画面に映る優しさをみて、出し切ったはずの涙がまたポロポロと溢れてきた。

 

雨もまた、ポツポツと降ってきた。

 

 ……

あ、これ絶対だ。

子供の頃、母に「この世に絶対なんてないのよ」と教えられ育ってきたけれど、この瞬間感じた。

 

 

 

 

 

この世界、絶対私中心で回っている。